粘度計やレオメーターとの違いは?

粘度計との大きな違いは、測定できる粘度の範囲がかなり広い事が挙げられます。
ある試料の粘度測定を温度や時間を変えて測定しようとした時に、一つの粘度計で色々な測定条件を試すことは難しいのではないでしょうか。粘度が変化すると測定レンジが振り切れるため装置を替える必要がでてきます。
おそらくA,B,Cと数種類の粘度計や先端を用意しておき、測定レンジが振り切れたら違う装置に交換して測定するということをやっておられると思います。
ほとんどの場合、装置が変われば測定データも違う結果になることが多く、測定結果はただ一つの点にしかなりません。
しかし、まどかでの測定は液状の状態から完全硬化前までの連続したデータが一回の測定で得られるため、粘度の変化をグラフとして相対的に評価することができます。

レオメーターとの違いとしてコーンプレート型レオメーターと比較した場合、
レオメーターが苦手とする事例の中に、試料の中に溶剤などから気泡が入る、コーンの外に流れ出る、フィラーが多すぎて流動性がない、金属になじまない、測定レンジが狭い、など測定が困難な場合があると思います。無理に測定したとしても再現性が悪かったり、高価な装置を壊してしまったりする恐れも出てきます。
その点、まどかであれば幅広い樹脂に対応でき、装置の耐久性も高いため、工場の現場に設備として導入することも可能です。