青野力の経営参画
青野力は、3年間の飯野海運の出向を終えると、平成16年(2004)に青野海運に復帰した。入れ替わりのように、それまで青野海運に勤めていた青野光年取締役と加藤嘉彦専務取締役が退任した。
青野海運に復帰した青野力は、東京支店で勤務に就いた。次に新居浜で、青野海運グループの陸上部門を担うアトラスに配属されて、5年間にわたり経営企画の責任者として存分に腕を振るった。平成20年(2008)には、常務取締役に就任して、営業赤字部門の撲滅や新収益源の確保、人事制度の見直し、部門別収益管理制度の導入などに尽力した。
青野海運に世代交代の時期が迫りつつあった。